ナッツのまめ知識

VOL.80|レーズンの皮がすごい!

写真レーズンの皮には意外な効果があるのはご存知ですか?
「レスベラトール」というポリフェノールの一種が含まれており、これには強い抗酸化作用があり、美肌効果があるといわれています。
他にも「エピカテキン」というポリフェノールも多いのが特徴です。
この様々なポリフェノールにより「美肌、若返り効果」「アンチエイジング、老化予防」「がん予防」「心臓病や糖尿病などの予防」「動脈硬化などの血栓系のトラブル予防」などの効果があります。また、食物繊維も多いので便秘に悩む方にも積極的に食べていただきたい食材と言えます。さらに女性の鉄分不足にも最適!
ぜひヨーグルトに混ぜたり、他の果物に混ぜて食べたりと、積極的に取り入れていただきたいですね。



VOL.79|くるみは髪にも効果あり!

写真くるみには、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質が多く含まれており、美髪や抜け毛に効果的と言われています。
オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸が豊富に含まれているほか、ビタミンEや様々なポリフェノール類、抗酸化物質も多く含まれていることから、頭皮や髪に様々な作用をもたらします。オメガ3脂肪酸や抗酸化物質は、血管内の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が減り、コレステロールのプラーク化を抑制することで血行を促進します。髪の毛が細くなったり、抜け毛が増える原因の一つは血行不良による髪の毛の栄養不足にあるので、くるみを食べることによって血行が良くなり、丈夫で美しい髪の毛や抜け毛を防ぐ効果が期待できます。
このように、くるみには髪に必要な栄養素を補充し、また血行をよくすることでその栄養をきちんと髪の毛に届ける働きがあることから、美髪や抜け毛予防にとっても効果的です。ぜひ積極的に摂取してみてくださいね。



VOL.78|ピスタチオが健康体をつくる!

写真ピスタチオには病気を防ぐ様々成分が含まれているのをご存知でしょうか?
果実にはカリウムという成分が含まれており、高血圧の予防としては最適!カリウムには血液中の塩分や余分な水分を体の外に排出する働きあり、高血圧の予防が期待できます。またリノール酸、オレイン酸が含まれているので、コレステロールを下げる効果もあります。コレステロール値を下げることで動脈硬化や高血圧の予防となり、これらが原因となり引き起こされる脳梗塞や心筋梗塞などの発症も予防することができます。
現代社会で多く摂取されているファーストフードやラーメンなどは塩分が多く、また冷凍食品や加工食品などはナトリウムが多く含まれている食品です。健康体を維持するためには、病気を予防する成分を含んでいるピスタチオは最高の健康食になります。

その他、利尿効果があるので、女性でお悩みの多いむくみなどの改善効果も期待できます。お酒のつまみにはピスタチオはとても良い組み合わせといわれていますので、ぜひお酒のお供に召し上がってくださいね。



VOL.77|ココナッツの歴史

写真フィリピンをはじめとした東南アジアだけでなく、インドやスリランカなどの南アジア、ポリネシアやミクロネシア、中央アメリカなどでも、昔からココナッツは主食として日常の食事に利用されてきました。インドのアーユルベーダでは何千年も昔から医療としてココナッツオイルが使われ、パナマでは病気の際にはココナッツオイルを何杯も飲むなど、各地で治療や薬としてもその価値が認められてきました。更には食用のオイルとして寵愛されてきた背景があります。現在もインドネシアでは日常の食用オイルとして愛され続けています。

ココナッツは肉やミルクと同じく、高い栄養価を長い年月、世界中の人々に提供してきました。多くの島々ではココナッツは食用として使用され、食料の大半を占めていました。世界の人口のほぼ3分の1 は食と経済をココナッツにある程度依存していると言われています。ココナッツ文化圏の中では、ココナッツは敬意を払う存在なのです。



VOL.76|ヘーゼルナッツの歴史

写真古代より食用・薬用として使用され、ギリシャ神話で登場するほど、ヨーロッパでは広く親しまれているナッツです。ヘーゼルナッツは独特の風味と食感を持ち、アーモンド、カシューと並び世界三大ナッツの1つとなっています。

栽培の歴史は、小アジア(黒海と地中海の間の地域)から始まり、イタリアではアラブ人によって栽培が始まりました。現在、生産量においてはトルコに次いでイタリアが2位となっており、シシリー島では、山岳地帯に広がるヘーゼルナッツの広大な林の光景を見ることができます。

ヘーゼルナッツはクリスマスシーズンのドライフルーツと共によく使用されます。アーモンドに比べ風味が強く、独特の香りがあるのが特徴で、焼き菓子やチョコレートとの相性は抜群です。



VOL.75|カシューナッツの歴史

写真1850年代以降、原産地の一部である南米大陸北東部地域にポルトガル人が進出した際、現地の先住民族たちが話すトゥピ語系言語のカシューの呼称「ゥカジュー」を、ポルトガル人たちが誤って聞き取ってポルトガル語に外来語「カジュー」として導入したのが語源とされており、英語で「カシュー」と呼ばれるようになりました。

ポルトガル人らが、原生していたカシューの木を各地に伝播したのが世界的に普及するきっかけとなりました。幹の下部からたくさんの枝を出すカシューの特徴を利用して、沿岸部における防風林として植樹され、果実や種子が食用として重用されました。

1560年代にはインドのゴアに大規模なカシューナッツの加工工場が建設され、カシューナッツの製品がさまざまな国に輸出されたことから世界的にカシューナッツという食品が有名となりました。カシューナッツの殻の間に含まれる青酸配糖体をインドでは毒蛇にかまれた際の薬として使用したり、ナイジェリアでは肌トラブルを改善するために使用されていたといわれています。



VOL.74|傷の治りを早めるアーモンド

写真傷を早く治したい時に、摂取すると効果があると言われる食材に、アーモンドが挙げられます。とても意外ですね。アーモンドには亜鉛やビタミンEが含まれているからです。亜鉛は皮膚の再生を促し、皮膚の組織を作る働きがあり、ビタミンEは細胞の再生を早くする効果があります。逆にビタミンEが不足すると過酸化脂質ができて細胞が壊れやすい状態になり、肌が傷つきやすくなる為、普段からアーモンドを摂取すると、傷つきにくくなります。

そして、アーモンドにはビタミンB2も含まれていて、皮膚や粘膜を健康にする効果もあるのです。皮膚を丈夫にし、傷の治りに効果的なアーモンド、是非お試しください。



VOL.73|ドライフルーツはダイエットの強い味方

写真ドライフルーツは、濃厚でしっかりした甘みがあり、腹持ちがよいです。腹持ちがよい理由として、甘みが果糖であるからです。果糖はゆっくりと吸収されて、ゆるやかに血糖値を上げます。ゆるやかに上がった血糖値は急には低下しないため、空腹感を得るまでに時間がかかります。また、ドライフルーツは噛みごたえがあるので、少量でもしっかりと満腹感が得られるのです。

さらに嬉しいのは、生のフルーツに比べて食物繊維、鉄、カリウム、カルシウムなどの栄養価も高くなっていることです。

満腹感があり、腹持ちもよく、栄養抜群のドライフルーツ。おやつを我慢しがちなダイエット中には最適な食べ物です。



VOL.72|整腸効果のあるパイナップル

写真甘酸っぱく、南国を感じさせるパイナップルは原産地がブラジルなどの熱帯アメリカ、パイナップル科の多年草です。「パイナップル」 (pineapple)という名前は松かさ(PINE)とりんご(APPLE)を合成した単語で、松ぼっくりのような形状とりんごのような酸味のある甘さからそう呼ばれるようになったと言われています。

パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素「ブロメライン」には肉を柔らかくする効果が有り、肉とパイナップルをあわせて食べると消化促進にも役立つとされていますが、その他にも腸内の不廃物を分解してくれる作用もあるようです。ブロメラインは下痢や消化不良、腹部膨張感(ガスたまり)、便の悪臭など消化器のトラブルを改善してくれる作用があります。食物繊維と併せて腸内環境を整えてくれるでしょう。

乾燥パインにもプロメラインがしっかり入っています。お菓子やヨーグルトに入れても美味しいパイナップル、是非お試しください。



VOL.71|風邪にはプルーン

写真プルーンは歴史が古く、石器時代からすでに食用されていたようです。バラ科の西洋スモモ(プラム)の一種で、ミネラルが豊富な健康果実です。生のプラムよりも乾燥させたドライプルーンは、栄養分が濃縮されるため、栄養価が高いです。

また、β-カロテンが豊富に含まれています。そのため、プルーンには免疫力を高め風邪など感染症の予防になり、病気の回復を早める効果があると言われています。風邪を引きやすいという方におすすめの食べ物です。冬には絶対に風邪を引いていたという方がプルーンを食べたことで風邪を引きにくくなったという例も多々あります。

プルーンは栄養豊富ですが、糖分も多く含んでいるため、食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、カロリーオーバーにつながります。目安として、ドライプルーンの場合は1日1~2粒程度を摂取するとよいでしょう。



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